みなさんこんにちは
こっこ先生のあそびばへようこそ!
朝晩が肌寒くなってきて、秋の訪れを感じられるようになってきました。
秋の食べ物に触れる機会も自ずと増えてきます。
周りに栗の木がある保育園,幼稚園もあるかもしれません。
見たり、触ったり、食べたりした体験を通して、今回は栗を折り紙で作ってみましょう。
栗を折り紙で折る活動では、どのようなねらいをもてばいいのでしょうか?
ねらいと内容も考えてみましたので、参考にしてみてください。
折り紙で栗を作ろう
保育園,幼稚園などで行なう折り紙と言ってもいろいろな方法があります。
ここでは子どもたちが自ら「してみたい」と思えるような手立てのご紹介もします。
このアイテムを使うと、好きな遊びの中で子どもたちが遊びを広げていくきっかけになるかもしれませんよ❀´-
手書きの折り方手順を保育室に…⚘
私はよく、折り紙遊びのできる環境をクラスの中に作っていました。
季節の虫や食べ物、ごっこ遊びに使えるもの、クラスの活動で折ったものなどを折ることができるように、遊びの環境として準備するのです。
その時に、「子ども用の折り紙の本」を置いておくこともありますが、基本的には「手書きの折り方手順」を作って貼っていました。
折り紙の本や保育雑誌に載っている手順を参考にして、子どもの発達段階を踏まえて簡単に描くだけです。
一つ作っておいて、いいものができればそれをラミネートして保管していました。
くりの折り方手順
私が書いた「くりのつくりかた」折り方手順です。
決して上手ではありません。
が、子どもたちにとって先生が作ったものは既製品よりも親しみがもてるのではと感じています。
この手書きの折り方を見て、「作ってみたい」と思ってほしい…
そんな願いをもち、環境のひとつとして用意しました。
いくつも作っていると、どのような描き方だと子どもが分かりやすいか…なんかも分かるようになってきます。
印刷したい方はどうぞ使ってくださいね。
折り紙「栗を作ろう」ねらいの考え方
折り紙で栗を折る保育活動のねらいはなんでしょうか?
正解はひとつではありません。
クラスの子どもの実態と保育者であるあなたがなにを目指すのかを書き出してみると、自ずとねらいに近づいていきます。
「子どもの実態」と「保育者の願い」
まずは「子どもの実態」や「保育者の願い」(*1)について書き出してみましょう。
(*1 幼稚園教諭・保育士・保育教諭・指導員など総称して、ここでは「保育者」とします)
きちんとした文章を作ろうと思うと、億劫になるので、はじめはかんたんなメモ書き程度で大丈夫!
まずは子どもの実態です。
子どもたちはどんな経験をしましたか?
どんな姿が見られていますか?
<子どもの実態>
・先週、クラスで栗拾い
・栗拾いの栗をみんなで食べた
・栗のわらべうた遊びを楽しんでいる
・給食で栗が出て、みんなで食べた
・クラスに飾っている栗に興味深々
・配布物を折る時に、雑に折ってしまう子どもがいる など
かんたんな箇条書きなら、すらすら書き出せますね。
次に、ここから保育者が願うものを書き出します。
あなたはどんな子どもたちの姿を目指していますか?
どんな思いを持っていますか?
<保育者の願い>
・栗により興味や関心をもってほしい
・栗を折り紙で作って栗拾いの経験を深めてほしい
・折った栗でごっこ遊びを楽しんでほしい
・紙を丁寧に折ってほしい など
こんな感じです。ものすごくかんたんです。
記録や提出物にこれらを書く場合は、少し肉付けしたり文章同士をつなげたりすればOK!
折り紙で栗を作る「ねらいと内容」
上で書き出した子どもの実態と保育者の願いを踏まえて「ねらいと内容」を考えてみます。
<ねらいと内容>
○秋の自然物である栗に興味や関心をもつ。
○折り紙で栗を作ることを喜ぶ。
・折り紙で栗が折れることを知り、喜んで作る。
・折り方のコツを思い出し、丁寧に折ろうとする。
・手本をよく見て、折り紙の裏や表を意識しながら折ろうとする。
・いろいろな色や大きさの栗を作り、遊びに取り入れようとする。(*2) など
思いつくままに書いてみたので、一貫はしていません。よろしければ参考にどうぞ°˖✧
クラスの子どもたちに合った「ねらいと内容」を考え直してみてくださいね。
(*2)は次への遊びを意識しています。
この後「栗拾いごっこ」や「焼き栗屋さん」などの遊びへと展開されることを予想した内容になっています。
子どもたちの遊びは「遊びと遊び」「生活と遊び」という風につながり続けているものです。
つながりを意識した保育を心掛けたいものですね❀´-
コメント
みなさんからのひとことをお待ちしております(*’ω’*)
こっこ先生より