あけましておめでとうございます
「こっこ先生のあそびば」へようこそ!
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]今年もよろしくお願いいたします![/speech_bubble]
保育園や幼稚園などの新年行事で、子どもたちがししまいに触れる機会がある先生方も多いのではないでしょうか?
子どもたちは、ししまいの迫力に少なからず興味をもつと思います。
そんな子どもたちのために、遊びを少しひろげてみませんか?
今回は
・ししまいに興味をもった子どもたちの遊びを広げたい先生
・立体のししまいを製作したい先生
・ししまい製作のねらいと内容を考えたい先生
におすすめの内容となっています。
一緒に考えていきましょう!
ししまい製作のねらいは何?
「こっこ先生のあそびば」では、保育内容やアイディアの紹介とともに、保育のねらいも一緒に考えるよう心がけています。
素晴らしい保育アイディアをもつことより、子どもの姿をしっかりと読み取り、ねらいをもって保育をすることの方が子どもの育ちにつながると考えているからです。
ここでは、いくつかの例を挙げていきます。参考にしてみてくださいね!
今の子どもの姿は・・・?
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]ねらいと言っても、ぱっと思いつかないんですよね・・・[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”senpai-speech.png” name=”先輩先生”]ヒントは子どもの実態にあるわよ!まずは子どもの今の姿を書き出してみましょう[/speech_bubble]
子どもの遊びの姿やなにに興味をもっているかなど、先生が感じたことを書き出してみます。
子どもの実態(例)
・新年会でししまいを見たことをきっかけにししまいに興味をもっている。
・布を使ってししまいごっこをしている。
・ししまいの大きな口や布からのぞく足が印象的だったようである。
次に、保育者として子どもたちにどのような願いをもちますか?これが「ねらい」の前段階となります。
保育者の願い(例)
・ししまいによりいっそう興味をもってほしい。
・ししまいの特徴を捉えてほしい。
・身近な材料で立体のししまいを作ることを楽しんでほしい。
・素材のいろいろな使い方を知ってほしい。
ここまできたら、ねらいが立てやすくなりました。
ししまい製作の「ねらいと内容」
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]今回は4,5歳児の製作活動として考えています。[/speech_bubble]
ねらいと内容(例)
○ししまいへの興味を深める。
○身近な材料を使って、立体のししまいを作る楽しさを味わう。
・ししまいの特徴や由来を思い出しながら作る。
・ししまいの顔や体の特徴を表現しようとする。
・身近な材料を使ってししまいの模様を工夫して付ける。
・立体になった時によく見えるよう、考えながら作る。
いくつか書き出してみました。もちろんこれがすべてではありませんので、参考にしてご自身のねらいを考えてみてくださいね。
いよいよ保育活動へ!ししまいを作ろう
それでは、立体のししまいを作っていきましょう。
活動の導入で「ししまいの由来や意味」を伝えたい先生はこちらの記事を参考にしてみてください。
準備物
○トイレットペーパーの芯
○両面テープ
○絵の具(ししまいの布の渦巻き用)
○筆
○画用紙(ししまいの布,顔や足などのパーツ用)
○はさみ
○のり
○ペン
ししまいの布に使う画用紙の色は先生のセンスが問われます。私は深緑と紺を用意しました。
この色ならししまいになる!という色を数枚置いておき、子どもが選べるようにすると意欲UPにつながります。
トイレットペーパーの芯には写真のように両面テープを2~3枚貼っておきましょう。(もちろん子どもがしてもOK)
立体ししまいの作り方&指導のポイント
ししまいの布に使う画用紙は30㎝×30㎝の大きさがベストかなと思います。トイレットペーパーの芯に貼ると、ちょうどよい大きさになります。
まずは渦巻き模様を描きます。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]ししまいの体にはどんな模様があったかな?[/speech_bubble]
平筆より丸筆がおすすめ。渦巻きが描きやすいです。
次に、その画用紙を丸めましょう。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]くしゃくしゃっと丸めてみよう[/speech_bubble]
普段と違った材料の使い方に子どもたちはびっくりすることでしょう。
丸めた画用紙を広げます。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]ゆっくり広げてね。画用紙の触り心地はどうかな?[/speech_bubble]
シワを付けると、紙は柔らかくなるという発見をする子どもも出てきます。柔らかい画用紙になったので、トイレットペーパーに貼り付けやすくなりました。
トイレットペーパーの芯にかぶせるようにして、画用紙を貼ります。
このように立体になりました。
画用紙を切り貼りしたり、ペンで描いたりしてししまいの顔のパーツを作ります。ここで、ししまいの顔の特徴を思い出せるような声掛けができるといいですね。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]ししまいの口はどんな口だったかな?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]わ!○○くんのししまいはこんなに大きな口なんだね[/speech_bubble]
顔パーツは子どもたちがイメージしているししまいを思うように作れるよう、画用紙やペンを自由に使える環境を用意しておくといいでしょう。
最後に足を作ります。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]足はどこから出ていたかな?何本出ていたかな?[/speech_bubble]
これでししまいの完成です!
ししまいの後ろ姿もそれぞれで面白いですよ。立体の製作物ならではの視点ですね。
ししまいの渦巻き模様アレンジ
ししまいの渦巻きを筆で描くには、持ち手や筆圧のコントロールが必要になってきます。絵筆の扱いに慣れている子どもにおすすめです。
絵筆の扱いに慣れていない子どもの場合は、スタンピングで模様を付けてはいかがでしょうか?
カップやラップの芯
園や家庭で出た飲料やヨーグルトなどのカップ、ラップの芯などがスタンピングの道具として使えます。
段ボールスタンプ
段ボールをくるくると巻いてスタンプを作るのもおすすめです。
切る時には段ボールの目に気を付けましょう。断面になみなみが見えるようにします。
写真のように巻いて、ガムテープで留めます。きつく巻きすぎると、なみなみがつぶれてしまうので注意が必要です。
絵の具を付けて・・・
ぺったん!段ボールスタンプだとこのような模様が付きます。
子どもに合った技法で作ってみてくださいね。
さいごに
1月に入ると、3月の卒業・修了までがとっても早いです。日数の少なさもありますが、保育園や幼稚園では1~3月は行事が多いことも関係しているのではないでしょうか。
ここに来てくださっている先生方には、行事をただこなすだけの先生にはなってほしくないなぁと思っています。
今年もそのためのちょっとしたお手伝いをさせていただけたら嬉しいです。また「こっこ先生のあそびば」に寄ってくださいね☆Twitter(https://twitter.com/kokko505tw)でもぽつぽつつぶやいています^^
それではみなさん
さよならあんころもち
またきなこ♪
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