みなさんこんにちは
「こっこ先生のあそびば」へようこそ!
今回は折り紙と紙皿を使ったひな人形製作をご紹介します。立体的なおひなさまになるので、4歳児や5歳児クラスの子どもたちにおすすめです!
〇ひな人形製作の保育のねらいや指導のポイントが知りたい。
〇置き飾りや壁飾りにできる立体のひな人形製作をしたい。
〇折り紙の変わった使い方を楽しみたい。
〇子どもの個性が光るひな人形が作りたい。
という先生はぜひ参考にしてみてくださいね。
保育のねらい
「こっこ先生のあそびば」では遊びのねらいと内容も紹介しています。ご自分の保育の参考にしてみてください。
ひな人形製作「ねらいと内容」
〇ひな人形作りを通して、ひなまつりの雰囲気を感じる。
〇イメージを膨らませながら、製作する楽しさを味わう。
・ひなまつりを楽しみにする。
・ひな人形の絵本を見て、イメージをもつ。
・ひなまつりに使う色や柄を選ぶことを楽しむ。
・折り紙を使った球体の作り方を知り、してみようとする。
・自分のひな人形ができたことを喜ぶ。
・友達のひな人形に興味をもつ。
2つ目のねらいにある「イメージを膨らませながら」というのは、実はとても難しいねらいです。子どもたちが「イメージを膨らませながら」ひな人形製作をするためには、どんな保育の内容が必要になるでしょうか?
私は内容にある「ひな人形の絵本」を見る活動を導入にしようと考えました。また、それだけではひな人形のイメージが固定されてしまう子どもがいるかもしれないと考えたので、製作中に友達の作品にも目を向けることができるような声掛けを心掛けるようにしました。
立体くるりんひな人形を作ろう!
今回はこのようなひな人形ができあがります。
折り紙と紙皿を使って立体的に。集中して指先を使ったり、ひなまつりらしい色合いや柄を意識したりして製作することができますよ。
落ち着いた環境で挑戦したい作品です♪
くるりんひな人形製作 準備物
・細長く切った折り紙または千代紙
・紙皿
・金色折り紙(屏風用)
・画用紙(顔や小物用)
・花形に切った折り紙
・のりやはさみ、両面テープ
ひな人形の着物となる細長く切った折り紙(千代紙)は、何種類か用意しておいて子どもが自由に選べるようにしてもいいですね。子どもなりに思いをもって選ぶ姿が見られるはずです。
花形に切った折り紙は子どもが切ってもいいですね。製作の工程が多いと感じる場合は、あらかじめ保育者が準備をしておきましょう。
くるりんひな人形 作り方&指導のポイント
作り方を紹介します。指導のポイントも参考にしてみてくださいね。
▽細長く切った千代紙(折り紙)を半分に折って、折り目を付けます。
▽折り目にのりを付けて、3枚を重ね合わせます。
▽千代紙の端にのりを付けて、球体にしていきます。
▽くるりんとした立体の球体ができあがりました。
▽顔を作ります。
▽のりしろ部分に両面テープを貼り、顔の下で折ります。
▽次に台座を作ります。紙皿を半分に折り、周りに色を塗っていきます。
この色塗りは地味に時間がかかるので、根気が必要です。太目のマーカーペンが適していると思います。子どもの集中力が途切れないようにするための道具選びも大切な保育の援助のひとつです。
▽金色の折り紙をジャバラに折り、花と一緒に貼り付けます。
▽両面テープでおひなさまを台座に貼り付けたらできあがりです。
紙皿を垂直に使っているので、置き飾りにも壁飾りにもなります。4・5歳児ならではの立体の作品です。
さいごに
「ひなまつりまでにこの作品を仕上げなきゃ・・・!」と焦ってしまう気持ち、とてもよく分かります…。とくにこの時期は行事が多いですし、年長児は卒園も間近ですしね。
そんな時には、この遊びが子どもにとってどんな経験になるかな、と立ち止まって考えてみましょう。製作活動も子どもたちにとっての経験の場となります。
それでも息詰まる時には、「こっこ先生のあそびば」のヒントを大いに活用してくださいね♪
それではみなさん
さよならあんころもち
またきなこ♪
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