みなさんこんにちは。
『こっこ先生のあそびば』へようこそ!
今回は0,1,2歳児向けのクリスマス絵本の紹介です°˖✧
私は元々、絵本が大好きで幼稚園の先生になりました。
そういえば、大学の卒業論文も絵本と愛着に関する研究でした。
今までどの年齢のクラスを持った時も、支援センターで障害のある子どもに保育をした時も、「絵本」の素晴らしさを感じてきました。
心豊かな子どもたちを育むために、毎日最低でも1冊は読み聞かせの時間を取りましょう。
0・1・2歳児向けクリスマス絵本
今回は「ザ・クリスマスの絵本」というものよりも、
クリスマスに向けての活動の導入に使える絵本
を集めてみました。
もちろん、「ザ・クリスマス絵本」もあります🎄
『むすんだそのてを ひらいてみせて』作・阿部 賢司
こどものとも0.1.2の3月号として刊行されている絵本です。
「むすんだそのてをひらいてみせて」と、リズム感のよいフレーズが心地いいです。
その言葉の通り、むすんだ手を開くと・・・中からいろんなものが出てきます。
子どもたちは「次は何が出てくるかな?」と楽しみにする気持ちを持つことでしょう。
遊びの導入に使いたい絵本
「この絵本がクリスマス?」
と思われた方が多いと思います。
こっこ先生なら・・・
この絵本を遊びの導入に使用します。
絵本を読み終わった後に、先生が手の中にその日の遊びに関する物を入れておきます。
そして、むすんだ手をみせながら、先ほどのフレーズを言います。
「むすんだそのてをひらいてみせて」
言葉を覚えた子どもは一緒に言うかもしれませんね!
パッと開くとそこには、子どもの興味をひくものが🎄
例えば…その後作る製作物の一部やサンタさんやツリーなどの小さな小物…なんでもいけそうですね✨
そうして遊びに入ると、とても自然な流れで活動できそうですね(^^)
また、親子のふれあい遊びの前に読んでもいいと思います。
なぜかって?
それは絵本を読んだら分かりますよ(^^)♫
『むすんだそのてを ひらいてみせて』(福音館書店)
『ここよ ここよ』文・かんざわとしこ/絵・やぶうちまさゆき
こちらも福音館書店の「0.1.2.えほん」の一つです。
多くの園にある絵本なのではないでしょうか。
「どこにいるの?」
「ここよ ここよ」
という言葉の繰り返しでお話が進んでいきます。
乳児さんには、この言葉の繰り返しが楽しめる絵本を選びたいですね。
そして、「どこにいるの?」では、
「どこかなぁ?」と絵にしっかりと注目するでしょう。
また、「ここよここよ」では、
かあさんと一緒にいる赤ちゃんを見て、ほっと安心することでしょう。
まるで自分も、大好きなお母さんといるかのように。
遊びの導入に使いたい絵本
この本も一見クリスマスとはかけ離れていますね。
でも、先ほど紹介した『むすんだそのてを~』と同じような使い方を提案します。
絵本が終わった後に、「どこにいるの?サンタさん」と、
クリスマスに関係するものの名前を呼びます。
そして「ここよここよ」で、子どもたちの目の前に出すことで、よりそのものに興味をもつことができるでしょう。
子どもたちが◯◯に興味を持つための導入というわけです。
『ここよ ここよ』(福音館書店)
『きんぎょが にげた』作・五味太郎
『きんぎょが にげた』は有名な絵本ですよね。
きっと、0,1,2歳児クラスでは、今までも読んできたという先生は多いのではないでしょうか。
ご家庭でも読まれている方も多いと思います。
五味さんの素敵な色づかいが光る一冊です。
どの場面にも丸くて赤いきんぎょがいるのですが、すぐに逃げてしまいます。
子どもたちは「きんぎょがどこにいるか?」ときんぎょを必死で探すことを楽しみます。
では、この絵本をクリスマスの遊びにどのようにリンク付けするのでしょう?
遊びの導入に使いたい絵本
この『きんぎょが にげた』は、こっこ先生なら、製作遊びの導入に使います。
クリスマスのもみの木をかたどった画用紙を用意します。
そこへ、飾りを付けていく活動です。
丸い画用紙(or折り紙)の中に絵本にでてきた「きんぎょ」を混ぜ込ませておくとどうでしょう(^^)
子どもたちの「わぁ!!」「きんぎょ!」と喜ぶ顔が浮かんできます。
のりが使える子どもはのりの指導として。
0,1歳児は指先をしっかり使えるようシール貼りでもいいですね。
その場合「きんぎょ」には両面テープを付けておきましょう。
『きんぎょが にげた』(福音館書店)
『よるくま クリスマスのまえのよる』酒井駒子
さぁ、ここからは、「ザ・クリスマス絵本」の紹介です。
酒井駒子さんの絵本です。
こっこ先生は酒井駒子さんの絵がとても好きです(^^)
この絵本は1ページごとの文字数は少ないですが、ページ数が結構あります。
そして、独特の世界観があります。
ですから、3歳以上児だとまた違った楽しみ方をすると思います。
2歳児の子どもでも、クリスマスの特別な雰囲気を絵を見るだけでも感じることができるのではないかと思い、ここで紹介させていただきました。
『よるくま クリスマスのまえのよる』(白泉社)
『ぐりとぐらの おきゃくさま』文・中川李枝子/絵・山脇百合子
この絵本もご存知の方が多いのではないでしょうか。
「ぐりとぐら」シリーズは子どもたちにも大人気ですよね(^^)
この絵本はあの(!)サンタさんが出てくるので、子どもたちのクリスマスへの期待感がグッと高められる絵本だと思います。
3歳以上児でももちろん楽しめるのですが、絵本を日々楽しんできている2歳児の子どもなら十分楽しめると思いますよ🎄
『ぐりとぐらの おきゃくさま』(福音館書店)
絵本の幅を広げよう✨
今回クリスマスの絵本として、5冊の絵本を紹介させていただきました。
絵本そのものを楽しむことはもちろん大前提として、絵本は様々な遊びにつながる可能性をたくさん持っていることが分かりますね✨
これは、良質な絵本だからできることです。
保育のプロとして、良質な絵本を選ぶ感性を養っていきましょう(^^)
そして、絵本を通して子どもたちと楽しい保育をつくりあげていってくださいね♪
🎄それではみなさん、さようなら🎄
絵本探しは年齢別に検索できる絵本ナビがおすすめ🎄
コメント