みなさんこんにちは🌷
『こっこ先生のあそびば』へようこそ!
3月も終わりに近づき、年度末の仕事と次の年度の仕事に追われている先生も多いのではないでしょうか。
今回は、デカルコマニーで春を感じる作品製作のご紹介です。忙しい時期ですが、この3月末に一つ作品を作っておくことをおすすめします✨
なぜなら・・・
子どもの作品が一つでも手元にあるとすぐに壁面飾りに使うことができる。からです。
忙しさでなかなか手が回らない中、子どもの作品が少しでもあると一気に保育室があたたかい雰囲気になります(^^)
そんな、簡単で楽しく遊べる春のデカルコマニーを一緒に作っていきましょう♪
ねらいを考えよう
『こっこ先生のあそびば』ではクリスマスの時期にもデカルコマニーの紹介をしています。
デカルコマニーって何?というところから「ねらいと内容」まで書いていますので、よろしければそちらも参考にしてみてくださいね♪
ねらいと内容
今回は、進級前の子どもたちをイメージして「ねらいと内容」を書いてみました。
ねらいと内容
◯デカルコマニーの面白さを知り、友達といっしょに楽しむ。
◯進級することへの期待感を持つ。
・自分で絵の具の色を選んだり、紙に付けたりする。
・紙を開くときにどんな模様になっているか楽しみにする。
・色が滲んだり、混ざったりする様子を楽しむ。
・友達とどんな模様ができたか見せ合って違いを楽しむ。
・いろいろな模様の花を作り、春の訪れを感じる。
デカルコマニーで花を作ろう
今回は、製作過程の写真だけではなく、子どもへの言葉掛け例と一緒にお届けしようと思います。
ただし、導入方法や言葉掛けは、子どもの年齢や実態によっても違いますし、なにをねらいにしているかによっても異なります。100人の先生がいたら100通りのやり方があると思うので、ひとつの例として参考にしていただければは幸いです。
言葉掛け例と指導のポイント
※Tは保育者の言葉、Cは子どもの言葉です。
T:今日お外で遊んでいたら、お花が咲いているのを見つけちゃった!
C:ボクも見たよ!
C:ピンクのお花咲いてた
T:ピンク色もあったの?先生は黄色のお花を見たよ。
T:今日は、みんなでお花を作ろうと思ってこんな紙を用意したよ。
C:お花の形だね
T:そう!お花の形なんだけど・・・お外のお花みたいにきれいな色がついてなくて、ちょっとさみしいね
C:色を塗ったらいいよ
T:そうだね。今日は、前にも使った「絵の具」を使って色を付けていこうか
C:やったー!
▼色を作るのは混色することをおすすめしています
▼色の調節もできるし、いい色味が出ますよ
✔デカルコマニーでは絵の具の濃さがとても重要。いろいろ試してみましょう。今回こっこ先生は、このくらいかなり濃いめでしてみました。(混色の際にちょっと水を足す程度←ただし絵の具の量によって変わります)
T:このお花は真ん中で折れるようになっているよ(あらかじめ折り目はつけておきましょう)
T:今日は、お花全部ではなくて、半分にだけ色を付けていくよ
T:くるくるっと付けていくよ。他の色も近くに付けていいよ
T:そして、このお花を折ってしまいます!
C:折っちゃうの?
T:そう。折ったら、そっと押さえて・・・なでなで「きれいなお花になぁれ」
T:ゆっくりひらくと・・・
C:わぁ!
C:絵の具が変わった!
T:半分にしかなかったのに、こっち側にも付いたね
T:絵の具が混ざったり、広がったりして面白いね!
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”kokko.png” name=”こっこ先生”]導入で、子どもたちが「やってみたい!」という思いが持てたらいいですね♪[/speech_bubble]
デカルコマニーの花を壁面に
子どもたちとデカルコマニーの花を作ることができたら壁面飾りにしてみましょう♪
▼緑系の画用紙を葉っぱの形に切って一緒に貼ります
▼ほかの作品の周りに散らしてもいいですね
▼花畑にすると春の雰囲気が感じられます
進級を楽しみに
今回ねらいに「進級への期待感」を入れました。導入部分ではそこへあまり触れませんでしたが、デカルコマニーをしている最中やお花を作った後に援助をしましょうね。
例えば、
T:素敵なお花ができたね。みんなが○○組さんになった時のお部屋にも飾ろうね
T:次にこのお部屋にくる小さい組さんのために壁に貼っておこう
など。
作った後に「♪おはながわらった」「♪はるはるきたら」などの春を感じられる歌を歌うのもいいですね🌷
\どちらの歌も載っています♪/
楽しい保育になりますように。
それではみなさん、
さよならあんころもち またきなこ☆
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